池袋コミュニティ・カレッジ ご受講生ミニ発表会

会場はレストラン街のまっただ中。鎮座するテルミンを挟んで対になる形で演奏者用の椅子と客用の椅子が10数脚並んでましたが、椅子には座らず後方右手の柱にもたれて観戦しました。
セッティングに結構手間取っていたようで、実際始まったのは40分過ぎくらい。講師の竹内正実さんがご挨拶にウクレレをバックで「星に願いを」*1を。テルミン演奏を集中して観るのは初めてですが、曲に微妙表情をつけながらもハッキリしたアクションで演奏してるように見えました。しかし聴いてると心地好いですね〜回りが結構うるさいんですがその分この空間だけ切り離されてるような感じで。それも一因かこの辺から人だかりが大きくなり始めました。演奏中お子様2人が横からテルミンの前に出て来て「あ、ヤバ」と思ったんですが事無きを得ました。そんな時でも竹内さんが演奏しつつもにこにこしながら子供を観ていたのが印象的。(あとで「あれは危機的状況でした」と語ってましたが)
簡単にテルミンについて解説、続いて受講生の演奏。初めはけっこう年配の男性で失礼ながらミスマッチな感じが面白かったですね。曲は「北の国から」。テルミンに非常にマッチする曲だということが分かりました。文字通り歌うような演奏でハマってました。次の女性は「サマータイム」という曲*2。曲の都合で途中伴奏のみのとこがあったのは残念ですが、こちらも聴かせてくれました。最後は若い女性。曲名忘れてしまいましたがクラシカルな雰囲気のちょっと物憂げだけど落ち着いた優しい曲。しかし皆表現が豊かで吸い込まれましたね。3人とも3年以上の演奏歴だそうで、あれくらいになるには3年かかるのか〜…と複雑な気持ちに(テルミンやってないけど)。本当に「簡単に見えて難しい」楽器なのだなと。
ちょっと不具合?が起こったようで心配でしたが、最後にマトリョミン5台(講師+生徒3人+最初ウクレレ弾いてた人)を使ってのアンサンブル。それぞれの足下にはミニアンプ。自分のマトリョミンの音を判別するために全員が聴診器をつけているのですがなかなかシュールな光景でした。でもいいなー合奏。演奏者の緊張感と雰囲気のゆるさが醸し出す何かが、良い。

*1:ご指摘あり修正済み

*2:聴いたことある曲だけど自信ない