『エアマスター』19「忍べ!尾形小路」

う〜ん今回は、率直に言ってダメでした。尾形好きなキャラだったのに残念。これまで他の原作ファンの方々が、なんで浦木&山木田を出さない!とか、エビシューマイの面子があれじゃあ!とか、四郎とジュリエッタの酒飲みシーンなくしちゃダメだろ!とか、戦わないんだった海の話必要ないじゃん!とか、金ちゃん戦初めの摩季の殴り合いスタイルは何!?とか、スナイパー空手の扱いがあんまりだ!とか、その他諸々の不満コメントを発してるのを目にしつつも、「まあでもしょうがないっしょ。そりゃ不満もあるけど、ここまでアニメ化してくれてるだけで大満足、毎週楽しみだもん」という基本姿勢だった自分ですが。今回はなんか、30分間いちども自分のテンションが上がる瞬間が無かった。
なによりマズかったのが、勢いというかスピード感やリズム、迫力がまるで感じられなかった所。演出がマズいって事か。演出。原作でもvs尾形戦ってのはわりと地味な部類のバトルなのは確かだけど、それでも尾形の不気味さや「分身の術」の脅威ってのがひしひしと伝わってきたのに、アニメじゃ単にもっさりしてるだけで。原作の流れの通りに絵を並べてみましたーみたいな。原作は例え止め絵の連続であろうと、リズムがあった。今回のアニメはだらっ〜っと垂れ流してるだけみたいな印象。だら〜で思い出したけど、エアカットのシーン特にひどかったなあ、あれ。
ついでにオリジナル要素を入れたかったのかしらんけど、喋りまくる尾形(イメージ違うっつーの)は「サトリの術」とか言い出すし。新術入れてごまかす前に、ちゃんと「分身の術」を「分身の術らしく」表現しろ!
というわけで今回はこれまで観てきたなかではワースト1でした。ワースト2は…海の話かなやっぱり(でも笑いどころも充分あっただけ大分マシ)。
つまらん。今回のアニメはつまらん!(大滝秀治調でお願いします) 次回の脇キャラ対決に力注ぐために質を落としたんだとしても、ちょっと耐え難かった。