ゆらゆら帝国『LIVE2005FREE-TOKYO』@日比谷野外音楽堂

入場順は500番台で、席は中央テントの真ん前あたりで観ました(全席自由です)。先に入ったa氏は大分前方で、場所取りしといてもらえば良かったねーと…。
マネージャーがフリーライブ上での注意を述べた後、開演。最初の挨拶後に全くMCを挟まずライブが進行するのは前にAXで観た時と同じ(いつもそうなんだって)。疲れと寒さと野音の薄暗さとゆら帝の曲調から案の定聴きながらも眠くなったんですが、まず"夜行性の生き物3匹"で襟首を掴まれ揺さぶられました。途中知らない曲が続いたところ(たぶん新曲群)ではまた眠くなりましたが…。でも良い曲だというのは感じましたね〜。そして終盤の"ズックにロック"、"グレープフルーツちょうだい"あたりはカッコよさに興奮しっぱなし。特に"ズックにロック"間奏のギターはやばかったです(坂本アクションも含む)。余談ですがここで「あと2曲で終わり」と喋ったんですが、それも珍しかったみたい?最後の曲"EVIL CAR"でもやっぱギターが凄いことになっていて痺れさせてもらいました。しかしあのアクション、坂本さんの足はどういう仕組みになってるんだ?あんなにくねくねしつつもついつい滑って、ドムとかドラえもんみたいにホバリングしてるとしか思えない(笑)。AXの時はあんま見えなかったけど今日は見えました。野音いいですね。
今回のライブは照明が特殊な感じだったのが非常に印象的。序盤は照明というかステージを闇でなくする程度の薄暗さで淡々と。スポットとか演出的なライトの動きはほとんど無し。そして途中からずっと続いた照明がキモ。赤オンリーのライティングで、ステージの壁に3人のシルエットがでっかく映し出され続けます。その様がすごく怪しげでとても良かった!しかしシルエットばかり観て本体にあまり目が行きませんでしたが…(笑)。江戸時代あたり、闇夜に化け物屋敷に迷い込んだ人が、障子の向こうで演奏に興じる妖怪を見てしまう…というようなシチュエーションがぴったりきますマジで。良かったなぁ〜。そして最後の最後演奏終わったところで背後のストロボ?がバーっと光るのも「そこだけかよ!?」な感じで良かったです(笑)催眠が覚めたみたいで。
とにかく無料でここまで充実したライブが見られたことに感謝です。いや〜いいモン観た!