荒木飛呂彦『魔少年ビーティー 対 バオー来訪者』

コンビニ廉価版コミックですね。自分はどちらの作品も単行本持ってるので*1必要ないかと思いましたが、前の同じ廉価版『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』2冊と同じく、表紙が描き下ろしなので買わないわけにはいきませんでした。ただ、前のジョジョ1部表紙のジョナサン&ディオが「あんた誰よ」だったのに対し(笑)、今回のBT&BAOHは昔の絵との相違も含めて味わいがあってかなりグッドです。BTのヴェルサスっぽいふかふかヘアーに触りたい。目だけじゃなく口にも出来てる*2バオーの橋(?)に指ひっかけたい。
そしてそして!各話の間に挿入されるアーカイブと銘打った編集ページがすごくイイ!!通常こういう穴埋めページは、ファンなら「知ってるよ」というネタを大袈裟にとりあげていたりして物足りない印象が強いんですが、今回に関してはひと味もふた味も違います。ジャンプと単行本での収録形態の違いやジャンプ巻末作者コメント*3まで細かくフォローされていて、資料的価値ありまくり!自分はジョジョ1部からの読者でそれ以前はジャンプでは読んでなかったので新鮮な驚きだらけでした。これはありがたい。気にも留めてなかったけど単行本収録時に週刊では分割されていたエピソードが一つにされていたこと、単行本未収録の扉絵の存在、バオーに10のエピソードタイトルが付いていたことなどなど……。「など」っていうのはこれだけじゃないってことですよ!まあ、欲をいえばそれらを倍以上の大きさで見せて欲しかったところですが。とにかく荒木信者を自認するならこのリミックス本は絶対買っておけという話です。無くなる前にゼヒ!

*1:バオーは文庫も

*2:しかも橋が出来てる目も逆だったりする

*3:これがまた飛ばしてるんだ(笑)