尾玉なみえ『アイドル地獄変』第11話 ジョンなの?マオなの?どっちが好きなのー

月給516円のためおっきいポカリすらぜいたく品の海ひろ子は、アイドル労組の武装蜂起に参加、革命バッチ集めに熱中する(永谷園の浮世絵シリーズ以来)
思ったんだけど、毎回導入の1ページがあって扉→本編って流れがこの連載では確立されてるね。これ以前もなみえ漫画は構成に凝ってたけど、地獄変では特にはっきりしてると思う。んで、この導入からおっきいポカリだよ。世代のツボついてきます。最近みないよねおっきいポカリ。そして先週のムシゴロウといい直球すぎる名前が逆に面白い、アイドル労組組合長・下原(げばら)ちえ子(笑)!政治の話が出来る男の子ってステキ!みたいな。このあらゆるもんを利用し倒す姿勢がたまらん(笑)。
紅さんの拷問はすごかった。見た瞬間吹きそうになったので、電車で読むのはここで断念。しかし見返すと、ある意味蓮に匹敵するグロ画像な気もしてきた(笑)。
武装蜂起は、社長の「俺T」によって和んで収束。この落としセンスは好きだけど、下原ちえ子にもっと暴れて欲しかったかな。「ブルジョア」「もてなしが貧乏的(プロレタリア)」「やめなさい内ゲバやめなさい!!!」「やめなさい海ひろ子自己批判させますよ」「同志ひろ子武装蜂起は仲良く!!!」「詩的殺人…」など、台詞は面白かったぶん。海ひろ子に自己批判させたりとか。