Mellowhead『UNTITLED』

そんでそのメロヘのアルバムですけどね、昨日は家帰ったのも遅かったからiTunes取り込みつつ気になる曲をちょっと聴いたぐらいで、今朝の電車で初めてちゃんと通して聴いた感じなんですけども。
すぅごい、いいよ!!!
これはもう前作超えた!と余裕で言い切れると思います。前作『mellowhead』も良かったけど、今回のは狭い道幅で後ろから追い上げてきてどうすんだぶつかると思いきや車輪を残して脚がにゅーっと延びて車体が頭上を超えて追い越してから何事も無かったようにまた接地、みたいな気持ちいい抜きっぷり。
アルバム序盤で2つのシングル曲放出しちゃってあらあらと思いきや、その後も全く飽きさせず「聴かせて」くれます。ライブで聴いてて良いのは分かってたんだけど、"A phantom song"、"Tragedy ramp"の2曲はやっぱり良いし。*1"A phantom song"なんて歌詞もまだろくに読んでないってのに曲の空気だけで泣ける。ライブの後の感じを思い出して泣ける。勝手にメロヘにおける"Nothing Can Disturb Us(眠っているのなら)"*2的位置づけと思って聴いてます。あと、アルバムヴァージョンとしてライブに近い形で生まれ変わった?"助走"もホントかっこいい。もはや元ヴァージョンの"助走"を忘れそうな勢い(笑)。劇的な違いは無いはずなんですが。他の初めて聴く曲も「絶妙」という表現がしっくりくるアルバムへの馴染み具合で、トータルでみても各曲でみても帯のコピーに偽りなし、極上ポップミュージック。曲それぞれにイメージはありますが、いろんな場所、いろんな時間、いろんなシチュエーションで聴いてみたいアルバムです。

*1:中盤以降ってことでね。もちろん序盤の"Trust me"も良い

*2:Plagues『California Sorrow King』収録