荒木飛呂彦『スティール・ボール・ラン』#7 15,000メートル 登り坂 午前10時8分

1Pめのちょっと不安げな顔!ポコロコかわいいなぁ〜(笑)表情が豊かで。YO!だの2バッドだの、黒人だけあって荒木先生のヒップホップ趣味を体現するポコロコ。この時代にヒップホップも無いけど(ブルースもジャズもまだ?)そんな事は気にしない。
注目株だったのに実況すらされずひっそり脱落するロッカチュゴ男爵@自動車がかなりウケた。男爵とお付きの人の体温低そうな無感情そうな感じがいいです。アブドゥルといい期待を裏切りまくってくれるな。
馬糞を浴びつつも、金貨ゲット・胸チラ・お尋ねコソ泥発見とプチラッキーの連続(しかしここでコソ泥を見つけたところでどうするんだろうか。チェックポイントで通報するのだろうか)ですが、幸運の前にはアンラッキーも起こってるのが気になる、最終的にプラスなんだからOKなのか。
そして砂男と合流〜!先週希望した展開来たー!と思ったけど特に協力することもなし(助言はあったけど)。レースなんだから当然か、短距離STAGEだし。しかしここまでいくらかラッキーが重なっただけで、「違ってたらここで終わり」と迷わず崖超えしようとするポコロコもすごいな。それだけの「覚悟」がどこから湧いてくるのか、本当にただ脳天気なだけなのか。あの高さじゃ墜ちたら「馬がケガしてもいいっつうーんならなッ!」どころか普通に死ぬよね?しかしもっとすごいのは涼しい顔で馬とレースを繰り広げてる砂男(笑)。瞬間移動的な能力と併用してれば疲れないのでしょうか。さすがにマトモに走ってるぶんにはトップグループには入ってこれないみたいだけど。
ジョニーを挑発(?)するポコロコ。調子のってます(笑)。でもこうして序盤から注目キャラの接点が出来ていくのは楽しいですね。そのジョニーは解説役をこなしつつもジャイロに己を認めさせるべく勝負する男の顔になってます。正攻法で1st STAGEのゴール目前で食らい付いてからいい勝負するかな?鉄球を認知してるのは今のところジョニーだけだし。(そういえばまだ大きな出番の無いイケメンとドット・ハーンはどうしているのだろう)
雑木林のショートカットを選択するジャイロとそれに続くジョニー、ポコロコ。ジャイロはセリフ無いけど、トップを走ることでレースの流れを作ってるので存在感ありまくりですね。木々をかいくぐって「ニョホッ」と決めるシーンかっこいいです。荒木漫画のリズムを感じるシーン。そして完全に目を閉じたまま林に突っ込むポコロコ。次回最初のポコロコの表情に汗が浮かんでいるかに注目したいところです。今回である程度「ラッキーの確信」までいっちゃったから、もう無いかな。けっこう早いペースでそういう段階を描ききっているので、もつのか心配だったり。
今回の名台詞

  • ロッカチュゴ男爵のお供「はい…残念です 祖国に帰りましょう男爵」 この人実はレースなんて出るのすごいヤだったんじゃないの(笑)